menu

診療案内

大腸カメラ(大腸内視鏡検査) colonoscopy

    大腸カメラとは

    大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は、長さ約1.5メートルの細長い管状の内視鏡(スコープ)を肛門から挿入し、大腸全体を直接観察する検査です。この検査では、大腸の内部を詳細に確認することができ、ポリープやがん、炎症、潰瘍などの異常を発見することが可能です。

    大腸カメラは、大腸の健康状態を確認するために非常に重要な検査です。定期的な検査を受けることで、大腸がんなどの重大な病気を早期に発見し、適切な対処が可能となります。
    当院の大腸カメラについて

    当院の大腸カメラについて

    高度な技術と経験豊富なスタッフ

    日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医である院長が大腸カメラを行います。
    病院勤務時、15年以上に渡り、大腸がんの内視鏡的切除(ESD: 内視鏡的粘膜下層切開剥離術)などの治療に携わってきました。また、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の診断と治療において、高い専門性があります。これにより、的確で迅速な診断が可能です。
    日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医である院長が大腸カメラを行います。

    患者さんの負担を軽減する工夫

    大腸カメラは不安や不快感を伴うことが多いですが、当院では患者さんの負担を軽減するための配慮を行っています。希望される方には鎮静剤を使用し、リラックスした状態で検査を受けていただけます。また、細いスコープを使用し、痛みや不快感を最小限に抑えるよう努めます。

    大腸カメラは、身体状況(術後腸管癒着・腸管過長など)によってカメラが入りづらいなどの場合もあるため、受けるハードルが高い検査の一つです。当院では挿入困難な場合にも挿入できるよう、長めのスコープを採用しています。また診断を向上させるため拡大機能を有するスコープも用意しています。

    快適な検査環境

    検査前後の待機時間を快適に過ごしていただけるよう、清潔でリラックスできる待機スペースを用意しています。スタッフは丁寧に対応し、検査に対する不安を軽減するよう努めています。
    清潔でリラックスできる待機スペース

    詳細な説明とアフターケア

    検査前には必要な説明を行い、患者さんの不安を取り除くよう努めます。検査結果は分かりやすく説明し、必要に応じて治療方針を提案します。ポリープが見つかった場合、必要に応じその場で切除することが可能で、早期治療に繋げます。
    山形市城北町の城北すずき内科クリニックでは、地域の皆様の健康を守るために、精度の高い大腸カメラを提供しています。腹痛や下痢、便秘などの症状が続く場合や、定期的な検査をご希望の方は、ぜひご相談ください。

    大腸カメラで見つかる病気

    大腸カメラでは、以下のような病気を見つけることができます。
    ・大腸ポリープ
    ・大腸がん
    ・潰瘍性大腸炎
    ・クローン病
    ・憩室症
    ・感染性腸炎
    ・虚血性腸炎 など
    大腸の病気は、早期発見が治療の鍵となりますので、定期的な検査が重要です。お気軽にお問い合わせください。

    こんな方は大腸カメラを受けましょう

    ・長期間続く腹痛や下痢
    ・便秘と下痢を繰り返す
    ・便に血が混じる
    ・体重減少や貧血がある
    ・家族に大腸がんの既往がある
    ・検診便潜血陽性チェック時 など

    大腸カメラの流れ

    事前準備

    <予約と説明>
    検査日の予約を行い、検査についての詳細な説明を受けます。
    食事制限や腸管洗浄剤の使用方法について説明を受けます。
    <食事制限>
    検査の2~3日前から食事制限が始まります。食物繊維が多いものや、種子のある果物、海藻類などは避けます。前日、特に夕食は消化の良い食事(お粥やスープなど)を摂取します。
    <腸管洗浄剤の服用>
    検査前日夜に小型の液体の下剤を服用。当日の朝に腸管洗浄剤を服用し、腸内をきれいにします。通常は1~1.5リットルの液体を飲みます。
    (腸管洗浄液は2種類準備しております。必要に応じお問い合わせください)
    洗浄剤を飲んだ後は、(黄色)透明な液体が排泄されるまで(通常、無色透明までにはなりません)トイレに頻繁に行く必要があります。

    検査当日

    <来院>
    検査当日は指定された時間に来院します。
    受付で手続きを済ませ、検査の準備を行います。
    <検査前の準備>
    検査着に着替えます。
    鎮静剤を希望する場合、点滴を行います。鎮静剤を使用することで、検査中の不快感や痛みを軽減します。
    <検査開始>
    検査台に横になり、スコープの挿入が始まります。
    肛門から内視鏡をゆっくりと挿入し、空気(炭酸ガス)を送り、大腸を最低限膨らませて視野を確保しつつ、ゆっくり盲腸までスコープを進めていきます。曲がり角の通過時などで多少の苦痛が生じる場合があります。
    大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
    <観察と処置>
    スコープが盲腸ないし終末回腸(小腸)に達したら、大腸内を詳細に観察しながらゆっくりスコープを抜去してきます。ポリープや異常が発見された場合、その場で組織を採取(生検)します。必要に応じて、ポリープをその場で切除します。

    検査後

    <回復室で休憩>
    検査後おなかの張りが強い場合、鎮静剤を使用した場合は回復室で、症状が和らぐまで、鎮静剤の影響が和らぐまで休憩します。
    鎮静剤を使用した場合、検査後は眠気やふらつきがあるため、しばらく安静にします。
    ポリープを切除した場合、当日の夕食は固形物の摂取は控えていただくため、点滴(200~500ml)を行っていただきます。
    <結果の説明>
    検査終了後、医師から検査結果の概要を診察室にて説明します。
    生検ないしポリープ切除を実施した場合は、その結果は後日説明します。
    <帰宅>
    鎮静剤を使用した場合は、検査当日は自動車や自転車の運転を避け、公共交通機関や家族の送迎を利用します。検査後は普段通りの食事に戻りますが、消化の良い食事を心がけると良いでしょう。
    ポリープ切除を行った場合、術後出血予防のため、5日ほどは激しい運動、飲酒を控えていただく必要があります。

    大腸カメラ(大腸内視鏡検査)の費用



    1割負担 3割負担
    大腸カメラのみ 2,500円 7,500円
    大腸カメラ(組織採取検査あり) 3,000円~5,000円 10,000円~15,000円
    大腸カメラ(ポリープの切除あり) 7,000円~10,000円 20,000円~30,000円

    ※大腸カメラの費用は、保険適用の場合と自費の場合で異なります。
    ※大腸ポリープを切除した場合、生命保険や医療保険の契約内容によっては『内視鏡手術』として保険金が支払われることがあります。詳細はご加入の保険会社にご確認ください。
    ※血液検査などの検査費用は含まれておりません。
    ※提示している費用はあくまで目安となりますので、詳細はお問い合わせください。

    カプセル内視鏡検査について

    カプセル内視鏡検査は、小型のカプセル型カメラを飲み込み、消化管内部を撮影・診断を行う検査です。小腸に病気の存在が疑われる場合や大腸カメラの挿入が難しい場合と予想される場合に有効です。カプセル内視鏡検査は、従来の内視鏡検査に比べて挿入時の苦痛が少ないため、検査への不安がある方に有用な場合があります。

    小腸カプセル内視鏡

    小腸の病変を確認するために行います。腸管洗浄剤を内服し、カプセルを飲み込みます。検査は苦痛が少なく、自由時間が多いのが特徴です。

    大腸カプセル内視鏡

    大腸の観察を目的とします。通常の大腸内視鏡検査が難しい場合に適応されますが、カプセル内服後、大腸カメラよりも腸管洗浄剤を多めに飲む必要があります。カプセル排出までクリニックに滞在いただくため、滞在時間はやや長くなります。
    詳しくはこちらから