menu

診療案内

睡眠時無呼吸症候群 sleep-apnea-syndrome

    「いびき」「日中の眠気」が気になる方へ

    30812189_s
    「家族から大きないびきを指摘される」「しっかり寝たはずなのに昼間眠くて仕方がない」そんな症状はありませんか?それは睡眠時無呼吸症候群(SAS:SleepApneaSyndrome)かもしれません。

    睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が繰り返し止まったり浅くなったりする病気で、放置すると高血圧・心臓病・脳卒中・糖尿病・心筋梗塞・認知症、そのほか胃食道逆流症などの消化器疾患も含め、さまざまな合併症のリスクが高まることがわかっています。日本国内の潜在患者数は940万人以上と推定されており、決して珍しい病気ではありません。

    城北すずき内科クリニックでは、ご自宅でできる簡易検査を行っており、必要に応じて精密検査が可能な連携病院へご紹介いたします。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

    こんな症状はありませんか?

    ひとつでも当てはまる方は、SASの可能性があります。一度検査を受けることをおすすめします。
    • 大きないびきを家族に指摘されたことがある
    • 睡眠中に呼吸が止まっていると言われたことがある
    • しっかり寝ても日中に強い眠気を感じる
    • 朝起きたときに頭が重い、口が渇いている
    • 夜中に何度も目が覚める、トイレに起きる
    • 集中力が続かない、ミスが増えた
    • 高血圧を指摘されている、または治療している
    • 肥満傾向がある、首が短い・太い
    • 顎が小さい・後退している

    まずはセルフチェックを

    ご自身の眠気を客観的に評価できる「エプワース眠気尺度(ESS)問診票」をご用意しています。8つの質問に答えるだけで、日中の眠気の程度をスコア化できます。合計点が11点以上の方は、SASの可能性があります。

    睡眠時無呼吸症候群とは

    31387876_s
    睡眠中に10秒以上の呼吸停止(無呼吸)や、呼吸が浅くなる状態(低呼吸)を1時間に5回以上繰り返す病気です。

    無呼吸の状態が続くと、血液中の酸素が不足し、心臓や脳に大きな負担がかかります。また、何度も短時間の覚醒を繰り返すため、睡眠の質が大きく低下します。本人は「寝ている」つもりでも、実際には体や脳が休めていないのです。

    閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)

    SASの大多数(約9割以上)がこのタイプです。睡眠中に上気道(のどの奥)が物理的に塞がってしまうことで起こります。肥満による首周りの脂肪、扁桃肥大、舌の落ち込み、鼻づまりなどが原因となります。

    中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)

    脳から呼吸の指令がうまく出ないことで起こるタイプです。心不全や脳卒中などが背景にあることが多く、OSAと比べて頻度は低いです

    なぜ日本人はやせていてもSASになりやすい?

    30172116_s
    「太っていないから自分は大丈夫」と思っていませんか?実は、日本人を含む東アジア系の人は、肥満がなくてもSASを発症しやすいことがわかっています。

    理由は顎の骨格です。下顎が小さいと、舌が収まるスペースが狭くなり、寝ている間に舌が後ろに落ち込んで気道を塞ぎやすくなります。少し体重が増えただけでも気道が狭くなりやすいため、欧米人と比べて軽い肥満でも発症しやすい傾向があります。

    放置するとどうなる?合併症のリスク

    SASを治療せずに放っておくと、以下のような病気のリスクが高まります。
    • 高血圧(特に治療してもなかなか下がりにくい高血圧)
    • 狭心症・心筋梗塞
    • 不整脈(特に心房細動)
    • 心不全
    • 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
    • 糖尿病
    • うつ症状・認知機能の低下
    • 胃食道逆流症
    特に重症のSASでは、未治療の場合、心血管疾患の発症や死亡のリスクが健常者の2〜3倍になることが報告されています。さらに、日中の強い眠気は交通事故のリスクにも直結します。トラックや電車の運転士などの居眠り事故が問題となり、近年は職業ドライバーへのSAS検査が広く行われるようになりました。

    当院での検査の流れ

    • 問診とセルフチェック
      まずはエプワース眠気尺度(ESS)問診票などで評価します。受診時の問診で、いびき・日中の眠気・既往歴などを詳しくお伺いします。
      エプワース眠気尺度(ESS)問診票はこちら
    • 簡易検査(ご自宅で実施できます)
      SASが疑われる場合、ご自宅でできる簡易検査を行います。
      検査機器をご自宅に持ち帰っていただき、就寝時に指と鼻に小さなセンサーを装着して眠るだけの簡単な検査です。痛みはなく、いつもの寝室で普段通りに眠っていただけます。
      測定するのは主に以下の項目です。
      • 血液中の酸素飽和度
      • 鼻からの気流(呼吸の有無)
      • いびきの状態
      翌朝、機器を外してクリニックにお返しいただきます。後日、結果をご説明いたします。
    • 連携病院をご紹介(精密検査が必要な場合)
      簡易検査でSASが強く疑われた場合や、より詳しい評価が必要な場合は、1泊入院で行う終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を実施します。これがSASの確定診断のための精密検査です。
      PSGは脳波・眼球運動・呼吸・心拍・酸素飽和度などを総合的に測定する検査で、専門の入院設備が必要となります。当院では検査が可能な連携病院をご紹介いたしますので、安心してお任せください。
      検査後は、必要時連携病院にて持続陽圧呼吸(CPAP)などの治療導入を行い、安定したら再び当院に戻り継続治療を行います。(簡易検査で明らかにSASとの診断となれば、当院でCPAPの導入という場合もございます)

    SASの治療

    検査の結果と重症度に応じて、最適な治療を選択します。

    CPAP(シーパップ)療法

    24389069_s
    中等症〜重症のSASに対する第一選択の治療です。寝るときに鼻に装着したマスクから空気を送り込み、気道が塞がらないように陽圧をかけ続けます。

    CPAPはSASの根本治療ではなく、「眼鏡」のようなもの。毎日継続的に使用することで効果を発揮します。続けることで、未治療の場合と比べて心血管疾患などのリスクが下がることが報告されています。
    • ほぼ確実に無呼吸を防止できます
    • 装着して眠った翌朝から「ぐっすり眠れた」と実感される方が多くいます
    • 一定の基準を満たせば健康保険が適用されます
    • 1か月~3か月に1回程度の通院でデータを確認しながら治療を続けます

    マウスピース(口腔内装置)

    軽症〜中等症の方に向く治療法です。下顎を少し前に出すように設計されたマウスピースを就寝時に装着し、気道を広げます。歯科で製作するため、提携の歯科医院にご紹介を考慮いたします。

    生活習慣の改善

    すべての方にとって基本となる治療です。
    • 減量:10%の体重減少でAHI(無呼吸低呼吸指数)が約26%改善するという報告があります
    • 禁酒・節酒:特に寝酒は無呼吸を悪化させます
    • 禁煙:気道の炎症を抑えます
    • 横向きで寝る:仰向けより気道が塞がりにくくなります
    • 枕の高さの調整
    肥満傾向のある方は、減量だけでもSASが大きく改善することが少なくありません。当院では生活習慣病管理の一環として、食事や運動についてもアドバイスいたします。

    「もしかして?」と思ったら、お気軽にご相談ください

    SASは、自覚症状が乏しいまま進行することが多い病気です。しかし、適切に治療すれば日中の眠気が大きく改善し、合併症のリスクも下げることができます。
    「いびきがうるさいと家族に言われている」
    「日中の眠気でつらい思いをしている」
    「健診で高血圧を指摘されたが、薬でなかなか下がらない」
    ——こうした方は、ぜひ一度検査をご検討ください。
    城北すずき内科クリニックでは、ご自宅でできる簡易検査から、連携病院での精密検査のご紹介、その後の継続的な管理まで、一貫してサポートいたします。生活習慣病をお持ちの方の総合的な健康管理も行えるのが、内科クリニックでSAS診療を受けるメリットです。

    まずはエプワース眠気尺度(ESS)問診票でセルフチェックを。 
    城北すずき内科クリニック院長 鈴木恒治
    城北すずき内科クリニック 院長鈴木 恒治(すずき こうじ)